実は知っているようで知らない人が多い告別式と葬儀の違いとは

告別式と葬儀の違い

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故人を見送る儀式には、まず通夜を思い浮かべる人も多いかと思います。一方でその後に営まれる告別式と葬儀は、同じように見えて違う性質を持っています。通夜の定義は大体把握しているが、告別式と葬儀は同じ、と思っている人も少なくありません。ここでは告別式と葬儀の違いを説明します。

告別式は一般会葬者も参列して最後の別れを告げる儀式

告別式はその名の通り、最後の別れを告げる儀式です。葬儀を家族葬や密葬の形式として営み、告別式であらためて故人と縁のあった友人・知人、会社や取引先関係者ら、広範囲にわたって参列していただくのが一般的です。

以前は埋葬前に執り行うことが多かったのですが、時代とともに変化しています。葬儀と一緒に告別式をするケースや後日あらためて営まれる場合もあります。特に交友関係の広い政財界関係者、企業経営者、文化人、芸能人の場合、大勢の参列者が予想されるからです。

特に大物芸能人が亡くなると、芸能界関係はもちろんのこと、全国各地のファンにも影響を与えることになります。時には数万人規模の参列者が見込まれる芸能人らは、葬儀のあとに日にちをずらして「お別れの会」を営むことがあります。これも広義の意味合いにおいて告別式に相当する儀式です。

【主な芸能人・著名人のお別れの会】

  • 2007年6月27日 坂井泉水さん(5月27日死去)=参列者41,000人・青山葬儀所
  • 2009年5月9日 忌野清志郎さん(5月2日死去)=参列42,000人・青山葬儀所
  • 2009年7月4日 三沢光晴さん(6月13日死去)=参列者1,000人・ディファ有明
  • 2014年5月13日 蟹江敬三さん(3月30日死去)=参列者700人・青山葬儀所
  • 2017年2月8日 松野莉奈さん(2月8日死去)=参列者2万人・パシフィコ横浜

葬儀は家族や親族が故人を弔う儀式

葬儀は故人の家族やごく親しい親族らによって、冥福を祈って弔うことです。家族葬や密葬などで営む場合0が多くあります。現在は生活様式の変化や時代の流れによって、故人の生前の意向もあり、家族葬や一日葬(通夜と葬儀を同日中に行う)など変化しています。

最近では「通夜」→「葬儀」→「告別式」という流れも、かなり簡素化・合理化しているのも実情です。例えばこの3つの儀式を1日で行う「一日葬」、葬儀と告別式の境目をなくして、葬儀に告別式を含めている場合などさまざまです。

告別式と葬儀は、非常に密接している儀式で、通夜との違いほど明確化していません。地方や地域によっても、葬儀の定義が異なる場合もあります。現状では葬儀を告別式も含めた総称として呼ばれるケースも増えてきています。

ひと昔前なら地域同士のつながりも深く、近所で不幸があれば、町内会単位で手伝いに出かけるケースが多くありました。しかし現代では、少子高齢化による人口減少もあり、通夜も葬儀も簡素化する傾向が全国的に高まっています。

まとめ

現在の告別式と葬儀は、昔ほど厳密な定義づけをされていません。昔の慣習や風習が必ずしも、現代に適合するわけではないからです。もちろん、伝統と文化は継承すべきものですが、告別式や葬儀は故人とその家族が中心になります。参列者に配慮をしつつ、いかに合理的かつ効率的に営むとか、という考え方も尊重すべき時代になっています。

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